プチネイルサロン clue

私が初めてネイルサロンに足を踏み入れたのは、6年前の自分の結婚式前日でした。それまでネイルサロンはハイクラスなイメージでしたが、結婚式という大イベントに背中を押してもらい、勇気を出してサロンの戸をくぐったのをよく覚えています。

その時の施術はケアとマニキュアカラーリングのみでしたが、それまで自分で施していたものとは雲泥の差の美しさに深く感激しました。元々細かい作業や対面での会話が大好きな私にとって、こんな小さな面積を美しくするだけで、あんなにも気持ちを晴れやかに、自尊心を大きく満たしてくれるという仕事へ興味を抱くのにそう時間はかかりませんでした。

しかし、専業主婦という立場で一からネイルスクールに通学するのは難しく、予算・時間・就職を考慮して、通信制のスクールを選択しました。ネイルスクール課程の修了後、JNA日本ネイリスト協会認定1級を取得。神奈川県は横浜のネイルサロンで忙しく勤務していましたが、念願の妊娠を期に円満退職。

昨年、神奈川県湘南大磯町に家を持ったことを機に自室を使いネイルサロンを開業しました。 小さなお子様がいてネイルサロンに行く事を泣く泣く諦めていたママにも、お子様から目を離す事無く、かつ多少の個室感を感じながら過ごせるようにサロンの隣に大きめのキッズスペースをご用意しました。「ママ」と「女性」を両立できる空間でリラックスして頂けるよう配慮しています。

特別な日の特別なネイルではなく、ごくありふれた日常生活の中でも、美しい爪先が目に入るたびに沈んだ気持ちが少し暖かく、後ろ向きな気持ちがほんの少し前向きになる。そんな日常の1コマのお手伝いができるネイルサロンです。「特別感」のあるサロンでなく、身近な「お隣」のネイルサロンで在り続けたい。それが私の願いであり、生き甲斐であり、clueのポリシーなんです。

Petit nail salon clue 松信景子

ウェブアドレス

http://ameblo.jp/plus-nail

一言で言うならあなたのビジネスは何ですか?

現代女性の末端美を御提供する場でありたいと思っています。

今のお仕事を始める前はどのようなお仕事をしていましたか?

片手では数え切れないほどの仕事を経験しましたが、共通しているのは常に「人と対面で関わる」仕事であったという事でしょうか。

今の会社を始めたのはいつですか?

昨年の初春、自宅を持ってからです。

自分のビジネスを持つうえで一番大変な事はなんですか?

兼業ママにとっては当然の事ですが、育児との両立、もっと詳しく言えば仕事時間の保育場所の確保です。いったん病気になれば、預かり保育はできませんので、仕事もキャンセルせざるを得ません。でもこれは開業した段階で分かり切っていた事。それを負担に感じたりしていたら楽しく仕事は出来ませんので保育園の一時保育がだめなら、友人にお願いしたり、子供や周りの環境、もちろん自分にも負担をかけすぎないようバランスをとっています。私が仕事を楽しくしている姿を子供に見せたくて仕事を始めたようなものですから☆

では、逆に今のお仕事をしていて、一番楽しい、嬉しい事はなんですか?

サロンで就職していた頃よりもお客様とゆっくりと密な時間を共有できるようになりました。それは自宅での開業という大きな利点によるものでありますし、それによりサロン時代のお客様よりも顧客満足度をより高く感じられます。一人ひとりのお客様を大切に出来たと実感した時に頂ける「ありがとう」で全てが報われる、そんな気持ちになります。

もし今の仕事をしていなかったら、どんな仕事をしていると思いますか?

ネイルサロンでなかったとしても、「対面で人の話を聞く」という仕事についていたのでは・・と思います。自分の話を聞いてもらって自分を整理するというよりも、人の話を聞きながら自分を成長させてきたタイプですので、仕事を自己実現の場にするならば、ネイルサロンでなくとも「聞き上手」であり続ける場に身をおいておきたいと思っています。

今の会社・ビジネスの成功にあなた自身以外誰の協力がありましたか?その人の存在はあなたにとってどのようなものでしたか?

確固とした存在が2つ。主人と友人です。新築を機に自宅サロンを企画した段階でサロンスペースを確保しようと提案してくれたのは主人でした。形から入るタイプの私には開業の後押しをしてもらった事、本当に感謝しています。また、幸せな事に私には私同様にママとして開業している地元の友人が3人います。それぞれが全く別の仕事で開業していますが、お互いに保育を助け合ったりする実質的な協力体制も助かります。なにより、ママとして頑張っているという切磋琢磨の関係が私にとって一番の励みになっています。双方、私の仕事にとってなくてはならない存在です。

今後の課題は何ですか?

先も書いたようにお客様一人一人を大事にできる環境は整っていると感じていますが、それにより少人数のお客様体制になってしまう多少のデメリットも感じます。現状の顧客満足度を維持しながら、よりたくさんのお客様に施術できる体制を整えていきたいと思っています。

これから自分のビジネスを持ちたいと思っている女性に3つアドバイスをするとしたら?

私は子供を持つ兼業ママとしてのアドバイスになりますが、

① 子供の健康を保つ事=仕事が出来ると考え、育児をおろそかにしない事 ② 信頼し、励ましあえる同じ立場のママ友達が不可欠 ③ 開業には家族(主人)の理解も不可欠

アドバイス内容が先の質問回答と重複しますが、私の仕事の軸になっているのはやはり「家族・友人」なのだと思います。

あなたの会社/ビジネスの名前の意味は何ですか?

clue 英語で「きっかけ」という意味です。 何を始めるにしても、何を終わらせるにしても、全ては何かの「きっかけ」から始まります。 美(身体)のきっかけ、元気(心)のきっかけで心身共に良い方向に向かう「きっかけ」になって欲しい、そんな願いを込めて名付けました。

近年女性の活躍がめざましいですが、それについてはどのようにお考えですか?

単に女性といっても今の日本社会では「女性」と「子持ち女性」の境界線を気にせずに仕事ができる環境が整っていないと思っています。ネイルの仕事は私のように技術さえ的確に身につければ独立という道も選択できるので出産後の活躍もイメージしやすいですが・・もっと全ての業界で「母親」という枠組みを気にせずに仕事を継続できる体制が日本に作られれば良いのにと感じます。

最後に女.comをご覧になっている皆さんにメッセージを頂けますか?

特定の御立場の方へのメッセージになってしまいますが、母親になってもやりたい事を諦めずに柔軟な気持ちでぶつかってみてください。たとえそれが周囲の人の協力を必要とするものであったとしてもそれを恥じたり、それに気遅れする必要は全くありません。日本には良い言葉があります。

「おたがいさま!」

母親同士、助け合って、夢を実現していきましょう!

“プチネイルサロン clue” への2件のフィードバック

  1. SaYaHa より:

    私にはまだ子供もいなければ結婚もしていませんが、もし自分が結婚をして家族を持った時松信さんの様に好きな事をしながら家族との時間を大切にしたいと思います。現在では特に仕事をしながら家事をする女性も増え、オシャレに気を使うのは大変だと思います。でも、松信さんがやられているようにお子さんがいてもこれるサロンというのはとても魅力的です。

    私の両親は常に共働きでしたが、二人共私と私の弟の事を常に一番に考えてくれていたと思います。そして、二人が好きな仕事もずっとこなして。母も数年前に自分のビジネスを始めましたが以前にも増して父親との信頼関係が強まったように思えます。その様子を見て、そして松信さん含め女.comえ紹介している女性ビジネスオーナーさん達は皆とても理解のある旦那さんがいられるのかななんて思います。まだ結婚は私にはないですが、仕事をしない生き方なんて私には合わないと思うので、そんな時が来たら皆さんの様に素敵な旦那さんに出会いたいと思います♪

  2. maple925 より:

    将来、子供を育てながら、自宅でパン教室を開きたい!!と思っている私にはとても背中を押してもらえる記事をありがとうございます。家庭、子育てと仕事、どちらにも100%全力で、両立!!は難しいと思うものの、私も今まで、仕事を通じて、たくさんの素敵な人たちと関わっていっぱい成長させてもらってきたので、やっぱりこれからもいい刺激を受けていきたい、と思うのです。それには、やっぱり周りのみんなの協力が不可欠!!なんですよね。そして、松信さんのされているお仕事は、子育てをされているお母さん達にもやさしい!!子供連れでいけるネイルサロンはなかなかないと思います。し、日常にいながら、ちょっとスペシャルなおしゃれができるのはとても魅力的なことだと思います。
    私事ではありますが、あと1ヶ月後に出産(双子の女の子)を控え、しっかり勇気をもらいました☆まずは、初めての子育て体験頑張ります!!

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